新年の抱負を漢字一文字で表すと「付」
今更だが、あけましておめでとう。今年もよろしく。
もう深夜2時だし眠いから一気に書くよ。
弊社では毎年、新年初出社の日に「今年の抱負を漢字一文字で表す」書初め大会が行われる。
毎年といっても去年から始まったので、2回目だ。そしてボクは昨年4月に入社したため、これが初めての書初めだ。
書く漢字は最初から決まっていた。
「付」だ。
これには2つの意味がある。
ひとつめは、スキルを「付」けるということ。
現在は編集者として(そしてありがたいことに編集長として)仕事をしているわけだが、それだけならその辺にいるただの編集者で終わってしまう。
たった一度の人生、道端の石ころ程度の編集者で終わりたくない。他の有名メディアの編集者に負けない、圧倒的な「付」加価値を、身につけたい。
いまは仕事でデジタル×フリーランス系、趣味でオモシロ×研究系のメディアをやっているので、とりあえずそのあたりのスキルをつけていきたい。まずはWeb制作系のプログラミングかな(HTML/CSSとPHP,JSあたり)。本当は年末年始にやる予定だったけど、いろいろあってIllustratorばっかやってた。まあ、これもスキルだ。ええやろ。
ふたつめは、覚えたスキルを他の人に「付」与すること。
せっかく身につけたスキル、どうせならみんなに少しでいいから配りたい。
「テメェのなんていらねぇよ!ケッ!」なんて言われたらそれまでだが、なんだかんだボクは謎に貴重な経験をいろいろしている気がするので、周りの人にそれをシェアしたい。
自分の中だけに収めとくの、もったいないから。
象使いの免許を取りたい人はぜひボクにご相談を。
……というわけで、今年の抱負を漢字一文字で表すと「付」だ。
ちなみに、ここまで書いたことはすべて後付けである。抱負を語る前に、まず「付」という漢字があった。
なぜ今年の抱負に「付」を選んだか。そんなのただ一つに決まっている。
「他の人と被りたくないから」
みんなどうせ、「信」とか「成」とか「伸」とか「友」とか、かっこいい言葉書くんだろうなって思ってたから。
ボクの思考は中学生の頃から一切変わってないので、王道をいくのは嫌だったんだ。
ぜったい誰も選ばない、主役のスポットを当てられない漢字にしてやろうと思った。
そこで、「付」だ。
どうだ、この地味さ加減は。
クラスのカーストの上位でも下位でもなく(どっちかというと下位寄りだが)、中途半端な立ち位置。いてもいなくても良い存在。そう、高校の時のボクだ。死にてぇ。ちなみに中学の時は圧倒的下位だった。もっと死にてぇ。
だからこそ、「付」を選んだ。
これは、中途半端なボクらの逆襲なのだ。
目立たないやつに栄光を。道端の石ころに祝福を。
いまに見てろ。