ボクは戸籍上、ボリビア人だった
とても信じられる話ではないと思うが、ボクは戸籍上、ボリビア人であるということが発覚した。
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ボクが生まれた日、ボクの母は丸一日、昏睡状態に陥ったらしい。
池袋の東急デパートの婦人服コーナーで妊婦用の服を買っているときに急に産気づき、多目的トイレで出産。しかしそのときに動脈にできた血栓のせいで、出産直後に意識を失ってしまったのだ。
ボクを取り上げたのは、たまたまそこに居合わせたボリビア人女性。
ちなみにボリビアはその日内乱が起こっており、一時的にボリビアという国がなくなっていたという。
当時の日本の法律では、生まれてから24時間以内に書類に署名しないと「親」として認められなかった。
母は昏睡状態。とても署名なんてできる状況じゃない。
一方、ボリビア人女性は母国がなくなってしまっていたので、戸籍がない。戸籍が欲しい。
そこでそのボリビア人女性、なんとボクを生んだことにし日本に帰化することにしたのだ。
ボリビア人女性は必要書類にボクの親であるよう署名し、無事、日本での戸籍を手に入れたのだった。
しかしその後、ボリビアの内乱がおさまったため、ボリビア人女性はボリビアへ帰国。
その際、ボクの戸籍もそのままボリビア人として登録されてしまったのだ!
……そんなわけで、ボクは戸籍上、ボリビア人なのだ。
アパート賃貸契約の審査のときに気がついた。
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という夢をみた。
まあまあメチャメチャではあるが、夢にしてはやたらと作り込まれた設定だったため、起きた直後は「ボクは本当に日本人なのか?ボリビア人のほうが本当の自分なんじゃないか?ボクは誰?何者?わあああああああああああああ」と軽くパニックになった。
紅茶豆乳飲んだら落ち着いた。紅茶豆乳はマジで美味しいんでみなさんぜひ買ってください。
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