じきるう曜日

CRAZY STUDYとかWorkship MAGAZINEの編集長。はてなブログでは特に推敲せずフリーダムに文章を書き散らす。舌死人。

「じきる」の由来

ダンサーやライターとして、僕は「じきる」を名乗っている。

名乗る度に「ハイドはいるの?」とよく聞かれる。

 

そうである。

「じきる」という名はイギリスの小説家、ロバート・ルイス・スティーヴンソンの小説『ジキル博士とハイド氏』からもらっている。(※以下、小説のネタバレ含む)

 

温厚で社交的なジキル博士と、凶暴で醜悪なハイド氏は友人関係をもつが、実はハイド氏はジキル博士が薬により変身した姿であり、二人は同一人物であるというストーリーを持つ。

ハイド氏はジキル博士の内なる快楽・嗜虐的欲望のあらわれである。

表向きは善良な人間でも、内側ではおぞましい怪物を飼っているということを示しているのであろう。

新訳 ジキル博士とハイド氏 (角川文庫)

新訳 ジキル博士とハイド氏 (角川文庫)

 

 

僕も、心の内に怪物を飼っている。

それはもう、表に出したら世界が崩壊してラグナロクを迎えるような、巨大で獰猛な「ハイド」が潜んでいる。

 

僕の「ハイド」は、吐瀉物とヘドロを混ぜ合わせたような、鈍い灰色をしている。

手足はなく球体であり、触手が無数に、身体のあちこちから生えている。

こぶし大の目と口が、それぞれ1000個くらいあり、常にぎょろぎょろ、ぺとぺとと気持ち悪い動きをしている。

頭には何故か赤と白のとんがり帽子をかぶっている。

かわいい。

 

ーーーこれは僕に限った話ではないだろう。

人は誰しも、自分の中に「ハイド」を飼っている。

完全無欠で聡明な人間など、いないのだ。

 

ただ、みんな「ハイド」を御している。

だからこそ日々平穏な生活が送れるし、社会に混乱が起きない。

「ハイド」を御す主人格が、「ジキル」なのだ。

 

いついかなる時でも「ハイド」を御せる、穏やかで強靭な心を持ちたい。

その思いで、僕は「じきる」を名乗り始めた。

 

〜〜〜

 

以上が、今僕がテキトーに考えた、「じきる」の由来である。

全部、ウソやで!!

 

本当は、中学生の頃に電子辞書で遊んでて、

「ジキルとハイド・・・二重人格者」

って項目を見つけて、

「二重人格者!かっけぇ!」

ってなったのが「じきる」を名乗り始めたきっかけやで!!!

 

ちなみに、「ジキル(片仮名)」じゃなくて「じきる(平仮名)」なのは、なんかかわいいから。

 

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