知り合い?知り合いじゃない?判断
今日、僕はドトールで勉強をしていた。
ドトールは僕の住む街にある、唯一のコーヒーチェーンである。
カフェで勉強するのが好きな僕は、週2くらいのペースでドトールに通っている。
店員には完全に顔を覚えられている。
多分、「ホットティー1杯で5時間くらい粘る客」として。
ここ居心地良いんだもん・・・許してくれ・・・。
ちなみに僕のオススメは、”ほうじ茶ラテ”である。
ほうじ茶ラテという他ではあまり見かけないメニューだが、ほうじ茶とミルクの相性は絶妙だ。
お金に余裕があるなら、”きなこ黒蜜”をトッピングするのも良い。
上品な甘さの和スイーツへと変貌する。
なお僕は乳アレルギーなので、ほうじ茶ラテはあんまり飲めない。
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今日もいつも通りドトールで勉強をしていると、ふと斜向かいの席に、なんとなく見覚えのある顔があった。
中学校時代の同級生、オルスファ・グリーンバーグ(仮名、日本人)さんだ。
いや、正確には”オルスファさんかもしれない人”だ。
正直、彼女には成人式後の同窓会以来しばらく会っていないため、顔の記憶が曖昧である。
おまけに同窓会は飲みすぎて意識を失ったため、その日の記憶はアテにならない。(人生で唯一、酒で記憶を飛ばしてしまった日でもある)
斜向かいの彼女がオルスファさんかどうか、確証が持てない。
声をかけに行く?
もちろん選択肢としてはあるが、彼女は何やら勉強をしているようなので、邪魔をしては申し訳ない気がする。
加えてイヤホンをしているので、話しかけ辛い。
そして第一、全然違う人だった時、気まずい。
こんな状況でも、躊躇なく声かけられる人は尊敬する。
向こうに気づいてもらう?
いや、斜向かいだし、なかなか難しいかもしれない。
そして僕自身、成人式の頃から顔がまあまあ変わっている。
そんなことを考えているうちに、彼女は帰ってしまった。
今となっては彼女が知り合いだったか、そうでないかは分からない。
次会ったら、絶対声をかけようと思う。
何となく、もやもやが残る気がするから。
何となく、自分に負けた気がするから。